中根地区に建つ西八幡社
2017年3月6日撮影
◆別名:
丸根砦
◆所在:
名古屋市瑞穂区丸根
◆交通:
◆歴史:
中根城、中根北城と共に張州府志や尾張志に記載のある城で、城主は織田信照。
中根城は村上弥右衛門、中根北城は村上承膳が城主と言われており、中根三城の主城が中根南城と考えられている。
八事郷から続く台地の突端に位置し、戦国時代は遠浅の海岸線が城の南側まで迫っていたといわれており、西は山崎川、東は天白川に挟まれた要害の地であったと思われる。
永禄年間(1558年~1570年)末頃に信照が中根氏の養子となり、中根南城へ入るまでは、村上氏がこの地を実効支配していたと考えられ、天正9年(1581年)に行われた、京都馬揃で信照は御連枝衆の一人として、中根姓で参加している。
翌年の天正10年(1582年)に本能寺の変で兄の信長が死去した後は、甥の信雄に仕えているが、小牧長久手の戦いで羽柴方に捕まっているが、その後、信長の弟である事から、秀吉から沓掛城を与えられているので、中根の各城はこの頃に廃城になったと思われる。
◆現在:
数年前までは井戸跡があったようだが、現在は埋め立てられたようである。
城址は宅地化が進み、遺構などは残されていない。
井戸跡があったと思われる場所の近くに建てられた看板。
現在地★のすぐ上に書かれていた中根城井戸跡の文字は白く塗られてしまっている。